2019.12.23 弁護士ブログ
遠方の裁判所での期日①
先日、北関東方面に出張に行ってきたわけですが、午前の期日だと6時に起きて8時の新幹線に乗らなければならず、帰りも電車の接続の関係で2時間以上かかるなど、やはり遠方であることを改めて実感した次第です(もっとも、通勤時間の長い方であれば普段からもっと早起きの方もおられるでしょうから、この程度でぼやくべきではないのでしょうが。)。
遠方での期日の場合、電話会議システムを使って、事務所に居ながらにして期日に出頭することがあります。県外の裁判所であれば、申し出ればほとんどの場合電話による出頭が認められるでしょう。
しかし、事案によっては、やはり直接出頭した方が手続上望ましいと考えられる場合もあり、そのようなときは遠隔地であっても出向くことがあります。
時間と費用はかかりますが、そうするのが依頼人にとって好ましいと判断した場合には、直接出頭することを選びます(なお、誤解のないように言っておくと、電話会議だからと言って結果が不利になるとか、逆に出頭している当事者の方が有利に扱ってもらえるとか、そんなことはありません。)。
今回の出張に関しては、守秘義務の関係で詳しくは書けませんが、こちらが申し立てた手続であることや、裁判所と直接会ってお話した方が、争点が伝わりやすいと弁護士において判断したため、依頼者の了承の下、現地まで赴くことにしたのです。