2019.12.19 スタッフブログ
【香港旅行記】香港最古のお寺文武廟
連日、逃亡犯条例改正案に反対する市民のデモがメディアで取り上げられていた香港。デモは、2014年の雨傘運動以上の規模となり、数多くの負傷者や死者まで出てしまいました。
ニュースだけを見ると、マイナスなイメージが先行してしまいがちですが、香港はとても美しく、活気に溢れた街です。洗練されていながらも、古き良き文化が残る香港に今年初めて行き、すっかりその魅力に引き込まれてしまいました。
香港のおすすめスポットや魅力を何回かに分けてご紹介したいと思います。一日も早く、街が平穏を取り戻す日を心から願っています。
今回ご紹介するのは、香港最古のお寺「文武廟」です
香港では、多くの人が仏教・道教を信仰しており、街を歩くと、至る所で寺院を目にします。また、香港の寺院はパワースポットとしても有名ですね。
恋愛の神様、商売の神様などにあやかろうとお寺は連日にぎわっていました。
そんな中でも、一押しの寺院「文武廟(Man Mo Temple)」は、アンティーク店が立ち並ぶハリウッドロード沿いにあります。香港名物の超密集マンションに囲まれるようにひっそりと建っているのが印象的です。
たくさんの寺院がある中で、文武廟は香港最古としても知られています。祀られているのは、文学の神様「文昌帝」と、三国志の関羽が武術の神様「関聖帝」です。
私が訪れた時には、受験生やその親が熱心に手を合わせていました。日本でいうと、福岡県の太宰府天満宮といったところでしょうか。
そして、文武廟の一番の特徴が「巨大線香」です。蚊取り線香のような形状のお線香が天井いっぱいに吊り下げられています。
建物の中は煙が充満していてうす暗いのですが、そのおかげか天井から差し込む光がなんとも幻想的で、ずっとこの風景を見ていたいと思ったほどです。