2016.5.26 弁護士ブログ
農家さんのお悩みと農業法人の設立
おはようございます。
今日の長野は、午後から雨が降るそうですが、暑いですねえ。今からこの暑さですと、農作物などはどうなるのでしょうか….。
農家さんの破産などを扱ってきた弁護士としては気になります。
農家さん、大変ですよね。私は牧場の破産や、稲作農家さんの破産などを担当させていただいたことがあります。
牧場の時は、牛に悪い病気がはやり、にっちもさっちも立ちいかなくなってしまったのでした。このときは、牧場の牛が二重抵当に入っていて、どちらが優先なのか良く判らない状態になってしまい、苦労しました。
稲作農家さんのときは、土地を手放すのに、農地法の関係から苦労しました。この時も凶作が続き、息子さんの進学での借り入れがまわらなくなり、JAさんの支援もどうにもならず、結局破産に至ったのです。
時々、農家さんは農業法人を設立された方が、いろいろお楽なのではないかなと思うことがあります。実際に自分が農業をしたことがないので、何とも分かりませんが、少なくとも農家さんの破産や農家さんの離婚を扱った経験からはそう思います。
なんにせよ、わが国の農業の行方はとても気になりますね。今年の天候がよく、良い作況であることを心から願わずにはいられません。