弁護士法人はるか|長野法律事務所

弁護士が教える「夢と現実の違い」

栗城史多さんが亡くなりました。8回目のエベレスト登頂断念後、下山途中で疲労凍死したと報道されています。35歳の若さでさぞ無念であったことでしょう。お悔やみ申し上げます。

栗城さんについては、実にいろいろな意見がありました。どれが正しいとか正しくないとか、没後に論じても無意味です。

 

彼が身をもって示した重要なこと。「頑張っても夢は叶わない」ということです。

巷には、大きな夢を持とうとか、夢をかなえようとか、頑張れば叶うとか、という言葉が溢れています。

そんなはずはありません。頑張れば夢が必ずかなうなら、栗城さんだって死にません。彼だって頑張ったでしょう。でも、現実には、死んだのです。1人で、誰にも看取られることなく。

夢と現実は違います。夢は現実から生まれて現実を変えていくものです。がむしゃらに頑張っても夢はかないません。どころか、刻々と夢から遠ざかっていきます。

 

まず現実から始めましょう。でなければ、現実は一ミリも変わらない。

 

起業して成功したい。自分の会社をいずれは海外進出させたい。新しい事業に取り組みたい。と夢を描く経営者さんは多い。

それなら、まず現実を冷静に検討しましょう。そして、現実を変えていきましょう。

私たちに、そのお手伝いができれば幸いです。