昨日、とある老舗から、経営が苦しい、破産も考えなければならない…というご相談を受けた直後の、上田別所温泉、柏屋別荘さんの破産手続き開始の報道です。
老舗の経営者さんは「破産するのが恥ずかしい」「みんなに何と言われるだろう」と評判を気になさり、なかなか破産のご相談にさえ来られないものです。しかしそうやって体面を気にしているうちに、じりじりと会社はじり貧に追い込まれていきます。いいことは何もありません。
ご先祖様から預かって来たのに、という思いも判ります。しかし、どうしようもないことは、どうしようもないのです。人が生まれて、死んでいくのと同じように、企業もまた生まれて、そして消滅していくものです。
むしろ恐ろしいのは、変化を恐れて何も手を付けずじり貧に追い込まれ、状況をいよいよわるくしてしまうものです。
勇気を出して早期の対策を取ることが、結局、全ての人のためになります。思い切ってご相談ください。当事務では、お力になれると存じます。