2018.4.9 弁護士ブログ
「買収」は良いイメージ?悪いイメージ?
ホテル木曽路が、「大江戸温泉物語」に買収されたとの報道がありました。
ホテル木曽路は、南木曾でも大きな宿泊施設でした。4月から営業を停止していたそうですが、雇用の維持という面から見ても、このままホテル木曽路が完全になくなってしまわずに、買い手が見つかり営業再開の可能性がでてきて、まずはよかった、と言えるのではないかと思います。
買収というと、悪いイメージを抱かれる方もいるようですが、買収されなければ倒産してしまうような企業もたくさんあります。それは、雇用の維持という点からも、取引先の保護という点からも、決して望ましい結論ではありません。観光面から見てもそうでしょう。
ただ、買収、事業譲渡の場合はしっかり契約書をチェックすることが極めて大切になってきます。
ホテル木曽路は、今後も金融機関等、債権者との調整、自治体等との調整など、難題をこなしていかなくてはなりません。が、それを乗り越えて、無事に夏に営業再開されるよう、見守っていきたいものです。地元にとっても、それがいちばんでしょう。