穂苅貞雄さんが亡くなられ、偲ぶ会が安曇野で行われたとの報道がありました。
穂苅さんは北アルプス南部の山小屋の整備、安全登山の普及に尽力された方です。
冬季になると、冬季開放小屋のありがたさが身に沁みるものですよね。私も何度、暴風雪に吹きまくられて槍ヶ岳の小屋に転がり込んだか、助けられたか判りません。小屋は、テントと違って吹っ飛びませんし、雪洞と違って、崩れません。小屋に入って唸る風の音を聞く時の安心感。穂苅さんの小屋は、無数の岳人を守り、安心させ、そしてその命を救ってきました。穂苅さん、どうか安らかに、あなたの功績を、岳人は忘れません。
わたしたち弁護士は、お客様を守り、そして、安心していただく仕事です。
私たちは、法的知識を売っているのではない。
私たちがお客様に提供したいのは、私たちの知識、経験によって裏付けられたアドバイスであり、それによってお客様を安心させること、お守りすること。その安心感を、私たちは提供します。
どれだけ暴風雪が吹き荒れても、小屋に入ることができれば、いつかは嵐は止みます。いつかは必ず晴天が訪れ、そして純白の神々しい槍ヶ岳が現れるように、お客様の抱える問題も、いつかは必ず解決されます。その瞬間の、美しい景色を、私たちは、お客様と共に、見たいと願っています。