連休は、お隣新潟県で沢登りです。
天気にも恵まれ、幕場では盛大な焚火で濡れた身体を温めることができました。
夜はどれだけ冷えるかと案じましたが、意外にもさほど寒くもなく、テントの中は快適でした。
そろそろ今年の沢登りシーズンも終わりが近づいてきます。滝が凍り付くまでは沢を登り、凍り付いたら氷瀑を登る、という正しい沢屋の生活リズムに従えば、そろそろアイゼンとピッケルを用意して、来るべきアイスクライミングシーズンに備えなければなりません。
沢登りもアイスクライミングも、準備7割、本番3割です。目指すルートをよく研究し、記録を読み込み、必要なギアは何か、核心部を越える戦略をどうするか、予めよくパートナーと打ち合わせてヤマに向かうことが重要です。
これはわたしたちの仕事も同じです。
お客様のお話しをよく聞き、客観的な証拠がどれだけあるか、予想される相手の反論は何か、相手の反論の根拠は何か、相手の反論の弱点はどこか、予め十分に準備し、お客様ともよく話し合って事件に向かうこと、
それがほとんどすべてです。
常に、最善の準備を尽くして、事件に臨めるように。焦らずたゆまず怠らず、精進を続けてまいります。