先日は、記念すべき第二回山の日でした。天候は安定せず、残念ながら、死者、事故もたくさん出ました。
私は仲間たちと、北アルプスの大きな沢に行く予定だったのですが、雨、それによる増水が見込まれることから予定を変え、日帰りで一本やるにとどめました。
無事に帰ってみますと、上の廊下に沢登りに行って亡くなった方がいたようです。心からご冥福をお祈りいたします。
天候悪い中で、なぜ突っ込んだのかとか、残されたものは何とでも言えます。上の廊下です。なかなか行けるところではありません。どれだけ行きたかったでしょう。突っ込んだ気持ちも痛いほどわかります。天候不安定による断念は、いつも、もしかしたら行けたのではないかという疑念に苦しめられるものです。そうなると、残念会で酒を飲んでも盛り上がりません。
事件もそれと同じです。何もせずに撤退していると、後になってから、「やっぱりきちんと言いたいことを言っておけばよかったのではないか」「あのときよく話し合っておけば」などと思い悩み、吹っ切れず、前に進めないことになりかねません。しかし思い悩んでも過去は変わらないのですから、その悩みは完全に無駄です。
私たちは、日々のトラブルを悩む皆様が、悔やむことなく、さっぱりと先に進んでくれることを強く願い、言いたいことはきちんと伝える、そのお手伝いができればと常に祈っております。