解決事例の紹介
相談前
夫がいつもの時間に帰らず不審な行動があるので,探偵に依頼して調査したところ不倫している証拠が掴めました,夫も許せませんが,不倫相手の女性も許せません。慰謝料はどのくらい請求できますか。
相談後
相手の女性に請求できる慰謝料の額は,不貞が始まったとき夫婦関係が円満であったか,冷えていたか妻側に帰責理由があったか,など不貞関係が始まった経緯,夫か相手の女性のどちらが主導的であったか,情交の期間及び回数などの情交関係の内容,夫婦は離婚したかなどの不貞によって夫婦に与えた影響、子へ与えた影響などにより慰謝料額が算定されます。
今回のご主人の不倫についても上記内容を確認した上で不倫相手の女性に対する慰謝料を算定することになります。
弁護士からのコメント
一般的に離婚が成立しないケースでは慰謝料が50万円程度になることも多いです。
しかし,奥様から委任を受けて調べたところ,相手の女性はご主人が既婚者であることを知って不倫していたこと,女性の方が積極的であったこと,不倫期間も半年間で不倫の頻度も多かったことなどから慰謝料250万円で解決したので奥様も納得されました。
慰謝料算定については、類似事案の裁判例を参考に決められることが多く、多くの事例で200万円から300万円位が認められます。