解決事例の紹介
相談前
結婚して3年になる中年夫婦で,妻は生活費が足りないときはその都度夫に請求して不足分をもらって生活していた状態です,夫は給与の額も妻には言わない状態でした。妻は働いていましたがその給与全てを生活費に使っていました。
夫に生活費を請求するとその都度嫌な顔をして「なぜそんなに生活費がかかるのか」と怒りました。夫は自分の稼いだ金は自分のものとの意識が強く,生活費のことで夫婦げんかが絶えませんでした。
妻の実父が介護の必要な状態になったので,時々実家に帰省して父の介護をして帰ってきますと,夫は好きで実家に帰ると不機嫌になりますのを見ていますと,つくづく結婚生活が嫌になり2カ月前に実家に帰り別居を始めました。
子どももいませんので早く離婚したいと相談に来られました。
相談後
妻から委任を受けて家庭裁判所に離婚の申立てを行いました。結婚して3年と期間も短く,夫の給与も世間標準以下であったので離婚に伴う財産分与は夫が妻に24万円支払うことになっただけで離婚の合意が出来ました。申立てから3カ月弱で離婚が成立しました。
相談者の妻は自分勝手な夫との離婚が出来て,気持ちも整理できて,新しく人生を生きていけると張り切られていました。
弁護士からのコメント
夫婦の結婚歴も短く,婚姻費用分担の請求などもなく,妻がとにかく早く離婚したい気持ちが強かったので調停を申立てから3カ月弱で離婚が成立しました。