解決事例の紹介
相談前
妻は精神的に不安定となり家を出て実家に帰った,8歳の長男と6歳の長女は夫と家で生活しています。
夫は妻との離婚を決意して,夫は代理人弁護士に委任し離婚調停を申し立てました。
妻は子供との面会交流を求めたが,夫は,妻の精神状態が不安定であることを懸念し,子ども自身も母親に不安を感じているところがあり,面会交流は子どもにとってストレスになるのではと判断し消極的でした。
そこで,妻から子どもとの面会交流が出来ないものか妻の父母も同行して相談に来られました。
相談後
夫の代理人弁護士を通じて,子どもに会って母親との面会についての意向を聞いてもらうことをお願いしてみることをアドバイスしました。
約1か月後に夫の代理人弁護士から,子どもの意向としては父と母及び祖父母と一緒ならいいとの話が出てきたそうです。
そこで,子どもの意向を尊重して,母親に祖母が同行することで月概ね1回面会交流をすることを提案することをアドバイスしました。
その後も,月1回の面会交流が継続されているとのことです。
弁護士からのコメント
子どもとの面会交流のポイントは,別居後の早い時期に,同居している親が,子どもが面会交流についてどのような気持ちを持っているかを聞き,子どもの不安を取り除き無理をさせない具体的な面会交流方法を子供と一緒になって話し合うことです。
この相談を契機に妻の代理人となりました。