所内にペルーに行ってきたものがおりまして、お土産に「ペルー伝統菓子」なるものをもらいました。
それは、縦10センチ、横20センチ、高さ8センチくらいの、長方形の箱に入っていました。
手に取るとずっしりと重い。まるで虎屋の羊羹を、大きな塊にしたような密度を感じます。
ちょっと箱を揺らしてみても何の音もしません。どうやら、クッキーが何個か入っているとか、そういうわけでもなさそう。
所内では「虎屋羊羹の大きなひと固まりに違いない」という説が次第に有力になってきました。
そして、事務員が思い切って箱を開けてみますと…写真のようにカラフルな粒がちりばめられた、どうやらパウンドケーキのような感じに見えます。
切り分けようとしてナイフを入れた事務員、「固い!なんか固いです!!」って叫びます。切り分けられたとたんほのかな八角の匂いがします…
そしてやっと口にしたのですが。
・水あめでがちがちに固められたパウンドケーキ、八角の香りとカラフル粒添え
って感じでしょうか。ともかく甘い。甘いです。そして八角がなぜ必要なのかが今一つ判らない。
そもそも高度の高いペルーの国では、これくらい味が濃くないと、何もおいしく感じられないのかもしれません。
何にせよ、食は文化だ!体験だ! ということを再確認した、ペルーのお菓子でした。