2018.2.6 弁護士ブログ
その事件、警察は動いてくれるか、くれないか?
長野市で住宅が全焼し、合計4名が死傷する事件がありました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、怪我を負われた方の回復を祈ります。
報道によると、去年から、このご家族から警察に相談が寄せられており、直前にも、警察官を呼ぶ電話があったとのことです。
時々「金を返すと言ったのに、返してくれない」「別れた女房が、勝手にものを持っていった」「姑が私の悪口を言いふらしている」などで、「これって犯罪じゃないですか!!!警察に告訴したい!」
というお客様がいらっしゃいます。が、私たちはお勧めしません。なぜなら、警察が動いて何とかしてくれる可能性は、残念ながら、非常に低いからです。
この火事の事件の被害者の方も、生命の危険を強く感じたからこそ、警察に連絡したのでしょう。しかも二度も。でも警察は動かなかったのです。
一方、逆に、「それはすぐに警察に行ってください」とアドバイスする場合もあります。
警察が動いてくれるか動いてくれないかは、動いてくれそうな事件かどうか、という事件の性質と、いかに警察を動かすか、という、こちら側のやり方と、この二つが大きく影響します。それは絶対に警察は動かないよね、という種類の事件もたくさんあります。この見極めが大切です。何かありましたら、お気軽にお電話ください。少しでもお力に慣れれば幸いです。