配偶者の不貞と離婚の相談にいらっしゃるお客様の中には、ときどき、探偵や興信所の調査報告書を持っていらっしゃる方がいます。
「疑惑の二人が、ラブホテルに入っていく」シーンがきっちりとれていれば、これは、裁判ではとても有力な証拠です。
しかし、そうではないところ、単に二人が喫茶店に入っているとか、一緒にショッピングモールを歩いているとか、そういうところを撮影して、鬼の首を取ったように、高額の費用を請求するところも、ないわけではありません。
そんな写真は、裁判ではほとんど役に立ちません。
興信所の費用は高いものです。一方、「浮気による離婚」の慰謝料の相場は、今、低下傾向にあります。
よく考えて使いましょう。せっかく裁判で勝って、慰謝料も取ったけれど、興信所の費用の方がずっと高かった、というお客様、ときどき、いらっしゃいます。
ただ、間違えてほしくないのは、良心的な業者さんも、たくさんいらっしゃって、まじめにいい仕事をしていらっしゃる、ということです。見極めが大切ですね。