弁護士法人はるか|長野法律事務所

実はとても多い準強姦事件とその境目

酒を飲ませたり薬を飲ませたり、ともかく故意に、女性を、前後不覚の状態、抵抗不能の状態にして犯す、これを準強姦といいます。


ややこしいのが酒の場合です。

酒に酔って抵抗不能になっていたのか。
酒に酔って大胆になった女性が「この男の人とセックスしてもいいや」と考えたのか(そして目が覚めた時にそれを忘れてしまったのか)。

この境目は非常に分かりにくい。厄介です。
この種の事件は実はとても多くて、私も何回か経験があります。セカンドレイプと言われないように、非常に慎重な弁護活動が必要になり、難しい案件の一つです。示談交渉の持ち掛け方ひとつにも気を使います。

 

ジャーナリストのY口氏(←匿名にするだけ無駄ですが…)が、女性を眠らせて強姦したとかしないとか、なぜ不起訴なのかとか、政争とあいまって、報道が姦しいこの頃です。

この一連の騒ぎの結末はどうなるのか。興味深く見守っていきたいと思います。