たとえばあなたの旦那さんが見知らぬ女と「観光地で手をつないでいちゃいちゃしていた」という事実があったとして、これで、あなたは相手の女性に慰謝料を請求できるでしょうか?
…残念ながら、その可能性は高くはない、仮に請求できたとしても、高い金額を望むことはできないのです。
基本的には慰謝料は、性交渉にまで関係が発展した場合に認められることが多い、と考えておいていいと思います。
ですが、諦める必要はありません。関係の頻度、密度、期間の長短なども、慰謝料の請求には影響してきます。
不貞、と一言にいいますが、ケースによって千差万別なのです。支払う側も、また請求する側も、それぞれの言い分があるものです。それをよく踏まえて、依頼者にベストな解決を、常に目指していきたい、と思っております。
さて,みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。
私は、例によってヤマに行ってきました。長野は、穂高連峰や戸隠など素晴らしいヤマに恵まれたところです。今年は遭難が多発して、長野県警も大変だったろうと思います。
ゴールデンウィークだけあって、戸隠周辺にも、若いカップルの微笑ましい姿がたくさん見られました。が、弁護士の哀しいサガで、こういうカップルを見ると、「この二人、こんなにどうどうと手をつないでいちゃいちゃしているけど、不貞かもしれないよねえ。大丈夫かしら」などと思ってしまいます。