札幌市のタクシー内で運転手に暴言を吐いて暴れた男は弁護士だった…
という話題、ご存知の方も多いでしょう。
この件の最大の特徴は、タクシー内で弁護士が暴れる場面がばっちり撮影されていたところです。
今、タクシー車内は、トラブル防止、安全確保のために撮影されていることが多く、弁護士であればその事実は、知っているはずです。にもかかわらず、タクシー車内で暴れちゃうんだこの先生、度胸あるな…というのが率直な感想です。
もし本件、映像がなかったら。「暴れられた。車内の設備を壊された」と運転手が訴えても、弁護士は、「運転手が道を間違えたから注意しただけだ。車内の設備が壊れたのは、乱暴な運転が原因だ。カネを払わなかったのは、運転手が、道を間違えてしまったから結構です、と進んで辞退したのだ」と反論し、どちらが正しいのかわからず、結局、弁護士に責任を問えない…という事態になってしまったかもしれません。
裁判で大切なのは、何が事実か、真実か、ではありません。何を立証できるか、なのです。手持ちの証拠に何があるか。その証拠からどこまでの事実を立証できるか。それが大切です。
そして私たち弁護士はその判断のプロです。
「裁判になったら、これは証拠になるんだろうか」「裁判を起こすためには、どんな証拠が必要なんだろう」とお悩みになる前に、ぜひ一度お電話ください。わたくしどもでお力になれたら、幸いです。