手元に山梨県弁護士会の編集したハラスメントに関する専門書があるのですが、ハラスメントにも様々な種類があるようで、興味深いものがあります。
セクハラ(性的嫌がらせ)やパワハラ(職場での優越性を背景とする嫌がらせ)は、既に日常用語の一つとなっています。また、家事事件をやっていると、モラハラ【モラルハラスメント、言葉や態度で人格の尊厳を傷つける嫌がらせ】という主張に接する機会も多いです。
中には、カラオケハラスメント(カラオケを無理強いするハラスメント)やヌードルハラスメント(麺類をすする音による嫌がらせ)、さらにはハラスメントハラスメント(何でもかんでもハラスメントと主張する嫌がらせ)というものもあって、ハラスメント概念の多様化を思い知らされます。